Fairy of Forest

環境保護のブログではありません

柏レイソル総括2022 GK・DF編

 とうとう2022年シーズンも終わったということで、色々なことがありましたね。佐々木朗希の完全試合、次々と出てくるノーヒットノーラン、村神様の降臨と三冠王オリックスの劇的優勝、、、あ、これ全部プロ野球の話ですね。

 そんな中(そんな中?)柏レイソルの今年はというと、開幕前に主力の大放出祭り、昨季感じたネルシーニョ体制の限界、そんなこともあってか開幕前の順位予想では降格候補筆頭に挙げられるほど誰にも期待されてませんでした。かくいう自分も今年は降格争いを覚悟してました。

↓俺と同じ誕生日、北澤豪さんの予想

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 ところがどっこい蓋を開けてみれば開幕から連勝。好不調の波こそあったが降格争いとは無縁の中位。若手の台頭と的確な補強で放出した選手の穴を埋め、シーズン途中には二位につけるなど誰も予想だにしない快進撃で掌返しが止まりません。

 でも、シーズン終盤に大失速。夏場以降全く勝てず、最後の勝利が8月6日のアウェイ京都戦まで遡る。薄い選手層では高いインテンシティを最後まで維持するのは厳しかった。そんなこんなで来季に不安を残す形にはなってしまった。順位は一桁だが、本来上に来るはずのチームが不調を極めていたり(神戸とか名古屋とか浦和とか)、開幕2連戦で相手にそれぞれ退場者が出るなど、運も味方に付けたかなという印象でもあります。強豪チームには手も足も出ない試合もあったりで、手放しで喜ぶことはできないのです。

 というわけで、太陽の戦士たちの個人的な総括をしたいと思います。完全な個人の主観になるので、あしからず。

 

GK

1 猿田遥己

 ガンバや横浜FCなどのチームにレンタルされた後、柏に帰還。まぁリーグ戦では出場なし。上背はあるので今後に期待。

 

18 キム・スンギュ

 韓国代表GK。今年も散々スーパーセーブを見せてくれたものの夏場に中東に移籍。スンギュがいなくなったあと失点数が増えたので、痛い放出となった。W杯で応援してるぜ。

 

21 佐々木雅士

 U-22日本代表。優れたセービングとスンギュよりは良い足元の技術もある。今シーズンはスンギュがいなくなった後に正GKとなった。最初の数試合は良いセーブも見せており、無失点試合も続いたものの、終盤にかけて大量失点する試合も増えてしまった。もちろん佐々木一人の責任ではないが、とにかくニアのシュートを決められまくるのはアカンすよ!!あとキック力とフィード精度と課題は残る。とはいえ、中村航輔→キムスンギュといったスーパーなGKで目が肥えてしまったレイソルファンなので、仕方ないと割り切るしかない。これから成長していってほしいものである。

 

31 守田達弥

 鳥栖からレンタルで柏に来たベテラン。出場試合はなく、ベンチで声出しおじさんと化してる。まぁベテランGKが一人もいないのは不安でもあるので来季もよろしくお願いします。

 

41 ハーパータイガオリバ

 二種登録。安心安全信頼の柏ユース産。アイドルのライブのミックスに使われそうな名前してる。

 

46 松本健太

 安心安全信頼の柏ユース産。ホーム神戸戦でプロ初試合。いきなりのデビューながらビッグセーブで勝利に貢献。その試合以降は守田の加入でベンチ外、本人も骨折で離脱。マツケンの推しの齋藤飛鳥ちゃんが卒業してしまうので、一層奮起して欲しい。

DF

2  三丸拡

 インテリジェンスマッスルことミッツ。左利きでJ1のレベルに達しているサイドバックがミッツしかいないこともあり、今年はフル回転。離脱すると柏のビルドアップが目も当てられなくなるので必要不可欠である。強いフィジカルとハードワークできるスピードとスタミナが持ち味で、正に筋力トレーニングの賜物である。シーズン序盤こそ積極性に欠ける場面が見られるも、ヘアバンドをしてから仕掛ける動きも増え、前に飛び出してゴールを決めることもあった。多分同じ左利きの柏のレジェンド、フランサが憑依したのでは?と話題に(俺の中で)。

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(フランサ)

3番 高橋祐治

 今シーズンは脳震盪での離脱があったものの、頼れるバックラインのリーダーとして欠かせない存在となった裕治。

 元々高い対人ディフェンス能力を武器に、楔に入れられた途端に猛然と後ろからプレスをかけたりインターセプトするという前からの守備も目立った。離脱してる期間にレイソルが大量失点してることからも、裕治の偉大さがヒシヒシと感じられた。

 先日、奥さんである高城亜樹さんとの間に第二子が誕生。これからも家族と柏を支えて欲しい。

 

4番 古賀太

 いなくなられると本当に困る選手なのは今年も変わらず、柏の後方のビルドアップは太陽に全てがかかっていると言っても過言ではない。トラップで相手を剥がすプレーにおいてはJリーグでは他の追随を許さない。(パウトーレスを参考にしているらしい)

  ゲームキャプテンを任せられているが、浮き沈みが激しいチームだけに、キャプテンシーを発揮して欲しいもの。来季は大谷の引退でキャプテンになるだろうし、チームを引っ張る存在になれるかが今後の課題。

 

5番 エメルソンサントス

 昨季のブラジル人ガチャで獲得したうちの一人。正確なフィードが持ち味だが、ボールホルダーに釣り出され裏のスペースを開けまくる一人ゲーゲンプレスをしまくっていた。そんなこともあってか出場機会は少なく、夏場にブラジル帰還。再起を図る矢先に大怪我を負ってしまったとのこと。不憫だ。

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(強キャラ感マシマシのエメサン)

 

13番 北爪健吾

 今シーズン序盤からベンチにも入れぬ日々が続き、これは放出かなぁ、、、と思っていたが、終盤に出番を掴みモノにした。素晴らしい準備とメンタルだと思う。なんと言っても彼の武器はそのスプリント能力で、攻撃のアクセントになってくれている。プレーの精度とディフェンスのポジショニング、そしてプレー選択に難があるものの、やはり期待してしまうのが彼の魅力でもある。やっぱ脚のある選手はいいなぁ!(思考停止)

 

15 染谷悠太

 もう大ベテランの域に到達しつつある36歳。流石に身体能力の衰えとオールドスタイルなタイプの選手なので試合に出てる時はなかなか厳しい感じだと思っていたら引退。J2に落ちた時に加入して常に身体を張ってくれたファイター。お疲れ様でした。

 

23 岩下航

 三丸のバックアッパーとして獲得。前半戦はちょこちょこ出番はあったものの、守備の軽さが露呈する場面も。持ち味もよくわからん。ただいま骨折で離脱中。このままだと三丸が過労死してしまうのでステップアップしてほしい。

 

24 川口尚紀

 一流の選手ではないけど全てにおいて平均か平均以上レベルにあり、いてくれると非常にありがたいSBこと川口。なんだかんだ年々レベルアップしてるように思えるし、クロスでのチャンスメイクも光った。大南をWBとして使うなら川口を使った方が個人的には良いと思う。

 

25 大南拓磨

 ロッテのロマンが山口ならレイソルのロマンは大南なのである。フィジカルの強さ、スプリントの速さを買われ昨季から右WBにコンバート。技術に目を瞑れば、多分酒井宏樹と同じようなスケールをネルシーニョは感じ取ったのではなかろうか。それでもさすがに川口がやった方が無難だと思うが。そしてE-1選手権では日本代表に呼ばれ代表初キャップを記録。太陽が選ばれるべきだと思ったけど、ポイチも大南に酒井宏樹と同じようなものを感じ取ったのかもしれない。

 

32 田中隼人

 188cm左利き。この文字列だけでこの選手に対する大きなポテンシャルを感じてしまう。今年は世代別代表に呼ばれながらJ1のピッチにも立った。まだまだ荒削りだし、対人も弱さが目立つがしっかり成長してほしい。

 

33 大嶽拓馬

 シーズン前に升掛とそっくりといじられてた以外にほとんど記憶がない。左利きのSBだが、三丸が離脱した時にベンチ入りすらされてないので序列が相当低いのか、、、でもレンタルにも出さないのか、、、うーん

 

44 上島拓巳

 対人ではフィジカルで弾き飛ばし、闘志を剥き出しにしつつも明るいキャラクターでチームのムードメーカー、身体能力も高く、そしてイケメン。足元も対角線のロングフィードも年々成長している。 

これだけ聞けば本当に優秀だが、軽率なファールやミスが多く、安定感に欠ける。若い若いと言われてもう26なのでもう少し落ち着いて欲しい。

 

というわけで次はMF、FW編に続きます